2014年7月6日 (仮訳)ゴバンノアシの葉の斑点と関連する新属新種Deniquelata barringtoniae Ariyawansa, HA., et al., 2013. Deniquelata barringtoniae gen. et sp. nov., associated with leaf spots of Barringtonia asiatica. Phytotaxa. Available at: http://www.researchgate.net/publication/237075360_Deniquelata_barringtoniae_gen._et_sp._nov._associated_with_leaf_spots_of_Barringtonia_asiatica/file/60b7d51e527b439aa3.pdf [Accessed July 6, 2014]. 【R3-00879】2014/07/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部でゴバンノアシの葉に生じた顕著な輪状の斑点上に多数の子嚢果を形成した菌を、Deniquelata barringtoniaeとして新種記載した。 本種はnrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析でモンタグニュラ科クレードに位置し、短くて幅広い、二叉分岐する柄を持つ子嚢などで特徴づけられる新属に置かれた。 接種試験により、本種が葉の斑点の原因菌であることが示された。 Thailand, Chiang Rai Prov., Muang District, Bandu, Baan Khuakhae (新種) Deniquelata barringtoniae Ariyawansa & K.D. Hyde 語源…(属名)短く幅広い(子嚢の柄の形状から)/(種小名)サガリバナ属の 【よく似た種との区別】 Bimuria novae-zelandiae 子嚢果が暗褐色~黒色 子嚢果が散生する 子嚢の柄が二叉分岐する 子嚢胞子の表面が疣状 nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果が球形~類球形ではなく球形 本種と異なり子嚢果が埋生するのではなく半埋生~表在性 本種より子嚢果の殻皮が薄い 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が棍棒形~広棍棒形ではなく広棍棒形 本種と異なり子嚢の柄が短く幅広いのではなく短く小さいノブ状 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が帯赤褐色~暗黄褐色ではなく暗褐色 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~狭長楕円形ではなく広楕円形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が縦1-2、横3ではなく横(5-)7 本種より側糸の幅が広い nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kalmusia ebuli 子嚢果が球形~類球形 子嚢が棍棒形 子嚢の柄が二叉分岐する 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の表面が疣状 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果が暗褐色~黒色ではなく黒色 本種と異なり子嚢果が埋生のみではなく埋生~破出性 本種より子嚢果の殻皮が厚い 本種より子嚢が長い 本種と異なり子嚢が棍棒形~広棍棒形ではなく棍棒形 本種と異なり子嚢の柄が短く幅広いのではなく細長い 本種と異なり子嚢胞子が帯赤褐色~暗黄褐色ではなく淡褐色 本種と異なり子嚢胞子が長楕円形~狭長楕円形ではなく狭卵形~棍棒形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が縦1-2、横3ではなく3つの異隔壁 本種より側糸の幅が狭い Montagnula infernalis 子嚢果が球形~類球形 子嚢胞子が長楕円形~狭長楕円形 子嚢胞子が帯赤褐色~暗黄褐色 子嚢胞子の表面が疣状 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果が暗褐色~黒色ではなく黒色 本種と異なり子嚢果が散生するのではなく群生~塊をなす 本種と異なり子嚢果が埋生のみではなく埋生~破出性 本種より子嚢果の殻皮が厚い 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が棍棒形~広棍棒形ではなく円筒状棍棒形~棍棒形 本種と異なり子嚢の柄が短く幅広いのではなく細長い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が縦1-2、横3ではなく縦(1中央細胞の数)と横5 本種より側糸の幅が広い